FXで安定した成績を出したいなら、「押し目買い」「戻り売り」の戦略は避けて通れません。私自身もGBP/JPYの15分足を軸にこの手法を活用しており、特にロンドン時間の初動では効果を実感しています。
この記事では、初心者でも理解しやすいように、押し目買い・戻り売りの基本から実践テクニック、ありがちなミスまでを体系的に解説していきます。
押し目買い・戻り売りとは?
押し目買いとは、上昇トレンド中に発生する一時的な下落(押し)を狙って買う戦略。
戻り売りとは、下降トレンド中の一時的な上昇(戻り)を狙って売る戦略。
いずれもトレンドフォロー戦略に分類され、流れに乗ることで高い勝率を維持しやすいという利点があります。
トレンドの判断方法
エントリー前に、まず「今がどんなトレンドか」を判断する必要があります。
- 移動平均線:長期EMAやSMAが右肩上がりなら上昇、下がっていれば下降トレンド。
- 高値・安値の切り上げ/切り下げ:上昇トレンド=高安共に切り上げ。下降はその逆。
- 一目均衡表の雲:ローソク足が雲の上→上昇。雲の下→下降と判断。
これらの手法を複合的に使うことで、より正確な環境認識が可能になります。
押し目・戻りの見極め方
トレンド方向が確認できたら、次に「押し・戻り」が発生したポイントを見極めます。
代表的なエントリーポイント:
- 移動平均線への接触:EMA20や50にタッチし、反発が確認できたタイミング
- フィボナッチリトレースメント:38.2%、50%、61.8%などの反発水準
- チャートパターン:Wボトム(押し目)やMトップ(戻り)

重要:「反発を確認してからエントリーする」ことで、逆張りリスクを回避できます。
応用テクニック
1. マルチタイムフレーム分析
上位足(例:1時間足)でトレンドを確認し、下位足(15分足や5分足)でタイミングを計ることで、精度が一段と上がります。
2. オシレーターでダイバージェンス確認
MACDやRSIで価格とインジケーターが逆行していれば、反転の可能性あり。押し目・戻りの根拠が強まります。
3. トレーリングストップで利益を守る
含み益が出たら、建値にストップを移動し、損失リスクをゼロに。トレンドが続けば利益も伸ばせます。
よくある失敗と注意点
- トレンド転換と勘違い:押し・戻りではなく、すでに転換していた場合の損失は大きくなりがちです。
- 押し目を無理に探しすぎる:レンジ相場では押し目も戻りも機能しません。
- エントリー根拠が弱い:単一の根拠(例:MAタッチ)だけで入るのは危険。
まとめ|押し目買い・戻り売りは“待つ技術”
押し目買いや戻り売りは、トレンドを味方につけるための有効な戦略ですが、「どこで押し・戻るのか」「今が本当にトレンドなのか」を見極める“待つ力”も必要です。
要点まとめ:
- トレンド判断は移動平均や高安で確認
- 押し目・戻りは反発確認後にエントリー
- マルチタイム分析やオシレーターも活用
- 損切り・利確はルール化し計画的に
ぜひ、あなたのトレードにこの戦略を取り入れて、より安定したエントリーを実現してみてください。
参考リンク
本記事の内容理解に役立つ公式サイトへのリンクです。
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