RCIとは?初心者でもわかる逆張りに使えるテクニカル指標
「トレンドが出ていない時って、どうしたらいいの?」
そんな悩みを持つFX初心者の方におすすめなのがRCI(順位相関指数)というテクニカル指標です。
この記事では、RCIの仕組みや使い方をわかりやすく解説します。
特にレンジ相場での逆張りを狙いたい方は、ぜひチェックしてみてください。
RCIとは?
RCIは「Rank Correlation Index(順位相関指数)」の略で、過去の価格と時間の相関関係から相場の過熱感(買われすぎ・売られすぎ)を測るインジケーターです。
一般的には以下のように読み取ります:
- +80以上 → 買われすぎ(売りシグナル)
- −80以下 → 売られすぎ(買いシグナル)
- 0付近 → 中立
RSIやストキャスティクスと似ていますが、「時間軸との関係性」に重きを置いているのがRCIの特徴です。
RCIの使い方|3つの基本パターン
① レンジ相場での逆張り
RCIはレンジ相場との相性が良く、+80以上で反転 → 売り、−80以下で反転 → 買いという使い方が基本です。
ただし、単純に数値が80や−80に達しただけで逆張りするのではなく、反転のサインが出てから入るのがコツです。
② 複数期間を使って判断
多くのトレーダーは、次のように3本のRCIを組み合わせて使用します:
- 短期(例:9期間)→ エントリータイミング
- 中期(例:26期間)→ トレンド傾向の把握
- 長期(例:52期間)→ 大局観の確認
3本がバラバラなときはレンジ相場、同じ方向に張り付いているときはトレンド発生と判断できます。
③ トレンド時には注意が必要
RCIはトレンド相場にはあまり向いておらず、強いトレンド中は+80や−80付近に張り付き続けることがあります。
そのため、移動平均線やMACDなどのトレンド指標と組み合わせて「いまは逆張りが有効か」を見極めましょう。
実践のポイント
① 他の指標と組み合わせる
RCIは逆張り系の指標なので、MACD・EMA・一目均衡表などのトレンド系指標とセットで使うと精度が上がります。
② サインが揃ったときにだけエントリー
例:3本のRCIがすべて売られすぎ圏にあり、かつ短期RCIが上向いてきたときは「買いサイン」と判断。
このように複数条件が揃ったタイミングを狙うことで、無駄なトレードを減らせます。
③ ダイバージェンスにも注目
たとえば、価格が安値を更新しているのにRCIが上昇している場合、ダイバージェンス(逆行現象)と呼ばれ、トレンド転換の可能性があります。
MACDやRSIと同様に、このRCIの逆行も重要なサインです。
RCIの注意点
- トレンド相場では誤作動しやすいため要注意
- エントリーを急がず、しっかり「反転」を待つこと
- 複数時間軸でRCIの動きを確認するのがベター
まとめ:RCIは逆張りの“道しるべ”
RCIは、レンジ相場や一時的な過熱感を狙った逆張りにとても有効な指標です。
特に「どこで押し目を拾えばいいのか」「そろそろ転換しそうか」などのヒントを与えてくれます。
まずはデモ口座などで、RCIの動きとシグナルの反応を観察してみましょう。
MACDや移動平均線と組み合わせれば、トレード精度はさらに向上するはずです。
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参考リンク
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