ローソク足×RCIによる実戦型トリガー戦略
FXで勝率を上げるために重要なのが「エントリーのタイミング精度」です。インジケーターに頼りすぎたり、ローソク足だけを見てしまったりすると、どうしても根拠が弱くなります。
そこで今回は、「ローソク足×RCI」という2つの視点を組み合わせた実戦型のトリガー戦略をご紹介します。シンプルながら再現性が高く、裁量・自動売買どちらにも応用可能な内容です。
RCIとは?
- RCI(Rank Correlation Index)は、価格の順位と時間の順位の相関関係を示す指標
- +100に近づけば「買われすぎ」、-100に近づけば「売られすぎ」と判断
- トレンドとレンジのどちらにも適用できる柔軟性がある
ローソク足の基礎と反転シグナル
- 長いヒゲは「迷い」や「反転」のサイン
- 陽線・陰線の包み足(エンゴルフィンバー)は強力な反転合図
- ピンバー(ヒゲの長い小さな実体)は反転初動の兆候
戦略ルール:ローソク足×RCIの組み合わせ
【ロングエントリー条件】
- RCI(短期)が -80以下から上向きに反転
- そのタイミングで、陽線のピンバー or 包み足が出現
- チャートが移動平均線(例:20EMA)の上で推移している
【ショートエントリー条件】
- RCI(短期)が +80以上から下向きに反転
- そのタイミングで、陰線のピンバー or 包み足が出現
- チャートが移動平均線の下で推移している
トレード例(GBP/JPY・15分足)
以下は実際のトレードシナリオです:
- RCI9が -90 付近から上昇反転
- 陽線ピンバーが出現
- 価格は20EMAの上
この条件を満たしたため、ロングエントリー → 15pipsの利益で決済
この戦略のメリット
- 複数の根拠が重なり、精度の高いトレードができる
- 感覚に頼らず、ロジックベースで判断できる
- ロジックが明確なのでEA化にも向いている
注意点・リスク管理
- RCIは反応が遅れることがあるため、短期と中期を併用するとよい
- ローソク足シグナルは「確定」後に判断すること
- 経済指標や要人発言などの影響には注意する
まとめ
ローソク足とRCIの組み合わせは、トレンド転換の「タイミング」と「根拠」を補強するのに非常に有効です。
次回のトレードでは、RCIの反転とローソク足シグナルをセットで確認し、無駄なエントリーを減らして勝率を高めていきましょう。
次回は「移動平均線×RCI×ローソク足による応用編トリガー戦略」を予定しています。どうぞお楽しみに!
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