「相場の流れが読めない…」「勝てる戦略が通用しなくなった」
そんな悩みの多くは、相場の“種類”を見誤っていることに原因があります。
本記事では、レンジ相場とトレンド相場の違いを明確にし、見極め方と戦い方のコツを徹底解説。初心者〜中級者でも実践できるよう、図解付きでわかりやすくお届けします。
なお、トレンドの基礎理解を深めたい方は、先に以下の記事もご覧ください。
👉【初心者〜中級者向け】トレンドの正しい理解と実践的な活用術
1. 相場の2つの種類:レンジとトレンドとは?
🔹 レンジ相場とは
- 価格が一定の幅の中で上下を繰り返す
- 高値と安値が水平で、方向感がない
- 「ボックス相場」「もみ合い」とも呼ばれる
市場参加者の力が拮抗しており、売り買いの決定打がない状態です。
🔹 トレンド相場とは
- 明確な上昇または下降の流れがある
- 高値・安値が切り上がる(上昇)/切り下がる(下降)
- 出来高やボラティリティが増加しやすい
トレンドには「順張り」が基本戦略としてよく使われます。
2. レンジとトレンドの見極め方【図解】
相場の種類を見極めるには、以下のような方法があります。
🔸 価格の動きに注目する
- レンジ:上下に同じ幅で反発を繰り返す
- トレンド:斜め方向にジグザグしながら進む
🔸 インジケーターを活用する
- ADX(トレンドの強さを見る)
- 移動平均線の角度(横ばいならレンジ/傾斜あればトレンド)

3. トレンド相場での戦い方:攻めの順張り戦略
✅ エントリーの基本
- 押し目買い(上昇トレンド)/戻り売り(下降トレンド)
- 移動平均線のサポート/レジスタンスに注目
- ブレイクアウト時に順張り
✅ 有効なテクニカル指標
- 移動平均線(20SMA・50EMAなど)
- MACD・RSIでモメンタム確認
✅ 損切りと利確の考え方
- 直近の押し安値・戻り高値にSL
- 利確はトレンドの節目 or トレーリングで伸ばす
4. レンジ相場での戦い方:守りの逆張り戦略
✅ エントリーの基本
- 上限で売り/下限で買い
- チャネルラインや水平線の反発を狙う
✅ 有効なテクニカル指標
- ボリンジャーバンド(±2σ反発)
- RSI・ストキャス(70/30付近で逆張り)
✅ 注意点
- だましが多いため、反発の確度を高める必要あり
- ブレイク時は損切りを迅速に
5. 相場の切り替えサインとは?
📌 トレンド→レンジに切り替わるとき
- 高値・安値の更新が止まる
- ローソク足の実体が小さくなっていく
📌 レンジ→トレンドに切り替わるとき
- レンジブレイク+出来高増加
- インジケーター(ADXやMACD)の変化
この「切り替え」に気づけるかどうかで、トレードの成否は大きく分かれます。
6. まとめ:相場の環境に合った戦略こそ最強
- 相場には「レンジ」と「トレンド」の2種類がある
- 見極めにはローソク足の動き+インジケーターの併用が効果的
- 環境に応じた戦略(順張り/逆張り)の使い分けが必須
「戦略が悪い」のではなく「使う場面が間違っている」だけかもしれません。
ぜひ、今回の内容を日々のトレードに活かしてください。
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